こちらの話の続きになっていますので、
ご覧になっていない方は、はじめにこちらからご覧ください↓
では、続きを話していきます。
愛は、私を気遣って、公務員試験が終わった後で、
別れ話を切り出そうと、考えてくれていたのですが、
私には、まだ、面接が残っていました。
ですが、これは、ただの言い訳になってしまうと思いますが、
当時の私の精神状態は、どん底です。
当然、面接にも響きます。
面接の結果は、ボロボロ…。
ちょうどこの頃、私を可愛がってくれていた
祖母が亡くなったことも重なり、情緒不安定だった私は、
面接途中で、泣きそうになる始末。
その結果、当然のことながら、
不合格通知が、家に郵送されてきました。
この時、私の年齢は25歳。
面接に落ちた瞬間から、
私は定職なし、お金なし、彼女なしの
3重苦に苦しめられる生活になったのです。
何もかもを失った私。
公務員への夢も、大好きだった愛も、
何もかもの、希望を、同時に失ったのです。
失ってはじめて、周りの友人との差に気が付きます。
友人達は、年齢的にも、当然、定職に付き、バリバリ仕事をこなしています。
自分の車も買っていますし、家庭を持って、子供もいる友人もいるのです。
まさに、人生を謳歌しているように見えました。
それに引き換え、今の私は…。
今の自分を恥じました。
何も生産していない自分は、無駄な存在なのか?
公務員を目指しているなんて、聞こえはいいけど、
世間からみたら、定職につかないニート同然。
そんな考えばかりが、頭をよぎります。
そんな状態だったので、
数週間は何も手につかず、ぼ~としていました。
「これからどうしよう・・・。」
瑠璃の時も辛かったですが、
この時期が人生で一番、辛かったと思います。
朝起きると、愛がいない現実、
公務員試験に、落ちた現実を知る。
夢じゃないんだと実感して、また凹む。
こんな精神状態でしたので、睡眠もろくに取れず、
食欲もないので、体重は減る一方。
このままではいけないと、思ってはいるが、
どうしても、愛のことを考えてしまい、凹んでしまう。
そんな時でした。
瑠璃との別れのことを思い出したのです。
あの後悔の日々を。
どうして瑠璃の心が落ち着くまで、待っていられなかったのだろう?
どうして瑠璃を、信じてあげられなかったのだろう?
人は、その時の感情で動くものです。
人は、その感情に支配されます。
そして、人は間違う生き物です。
瑠璃も最後には、私とやり直そうとしてくれました。
その時、愛がいたので、復縁には至りませんでしたけど、
確実に、復縁できたのです。
今度も同じなのではないか?
頭の中で、瑠璃と愛との別れが交差しました。
今自分がしっかりしなければ、また大事な人を失うことになる。
他の女性には、目が向きませんでしたし、千笑の件もあります。
「愛を信じ、自分を信じ、そして、復縁を目指そう!」
そう思えるようになり、
私は愛との復縁への道を決意したのです。
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