こちらの話の続きになっていますので、
ご覧になっていない方は、はじめにこちらからご覧ください↓
では、続きを話していきます。
瑠璃との付き合いが、思い出に変わったと実感できた私は、
恋愛を解禁します。
そして、バイトの女友達に協力してもらい、愛を含めた、
バイト仲間との飲み会をセティングしてもらいました。
はじめは、数人で遊びはじめましたが、
その後、二人で遊ぶようになります。
そして、私が告白したことにより、
愛と付き合うようになったのです。
この頃には、瑠璃のことは完全に思い出になっていました。
だからこそ、愛を含めたバイトの飲み会をセッティングしてもらった訳ですし、
愛に告白したわけです。
また、新しい恋愛に走り出せた私でしたが、
愛と付き合うようになって、数日が過ぎた頃、
またしても瑠璃からの着信があったのです。
電話に出てみると、また懐かしいあの声。
今回は、私1人でいる時でしたが、それを抜かしたとしても、
千笑の時のような動揺はありませんでした。
たわいもない会話を少ししていると、
瑠璃が、突然、こう話を切り出しました。
「今から、会えない?」
瑠璃にしては、大胆な発言だと思いましたが、
私は、「それはできないよ」と断りました。
しかし、何を思ったのか、瑠璃は、
時間と場所だけを伝えて、電話を切ってしまったのです。
さすがに無視はできない思いと、
自分の、瑠璃に対する気持ちを確かめる為にも、
私は、瑠璃に会いに行くことにします。
いつぶりに、瑠璃と会うだろうか?
実際に、目の前にしたら、また、瑠璃への愛情が溢れだすのか?
それとも、今のまま、冷静でいられるのだろうか?
様々な想いが、頭をかすめながら、その場所に到着します。
そこには、私が好きだった瑠璃がいました。
昔と何も変わらない、瑠璃がいたのです。
私は心が動くのを感じました。
しかし、
瑠璃への想いは懐かしさが勝っていたのです。
以前のような、強い感情はありませんでした。
もちろん、好きな感情がなくなったわけではありません。
好きかどうか聞かれたら、好きだと答えていたと思います。
ちょっと、この感情は、表現しづらいですね。
もし、この時、愛と付き合っていなかったら、
瑠璃と、やり直していたと思います。
でも今は、大好きな、愛がいるのです。
瑠璃と再会した後、居酒屋に入って、色々、話をしました。
その会話の中で、瑠璃は、
「彼氏とは、別れた。」そう告げてきたのです。
この時、ハッキリと、復縁を求められた訳ではなかったですが、
雰囲気は、そう言っていました。
しかし、瑠璃は私のリアクションを見て、
復縁はできないことを感じ取ったのでしょう。
それ以上、会話が発展しないまま帰りの時間になり、
瑠璃とは、それっきり会うことはありませんでした。
そして、愛との恋愛が本格的にはじまったのです。
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